パラゴンで配布している鹿児島ブランディング情報誌「Region/リージョン」は、Free Magazineながら鹿児島の話題、歴史など丁寧で深い記事掲載の情報誌でいつも愉しみにしている。
その「Region」No17は”銭湯に還ろう”の特集であった。 私にもお気に入りにとなり町湯之元にある銭湯(温泉)「田之湯」がある、 「田之湯」は、浴槽2つ、年季の入った押しカラン10個足らずの昔ながらのシンプルな銭湯であるが、淡いグリンがかった透明な源泉掛け流しのお湯とキリッとする程(日によって変わる)の湯温が魅力で、温泉が好きでなかった子供の頃から「湯之元の田之湯!」と聞き知っていた歴史ある銭湯である。 その「田之湯」の男湯の脱衣場に、薄茶色に色づいた「日本朝風呂党立党宣言」というパネルと額に入った「党訓」なるものが掲げられて入る。昭和53年というから30年前のもの、ほんとは2008年7月、北海道洞爺湖サミットが開催されたとき紹介したかったのですが! 日本朝風呂党立党宣言 朝風呂こそ健康の源泉、日本躍進の活力の元なり。しかるに今日、ややともすれば朝風呂を軽視し、朝風呂の大先輩小原庄助さんを放蕩者者の如く扱うは言語道断の沙汰である。 日頃より田之湯の朝風呂につどいて裸の友情を深め、清らかな交りを続け来たるわれわれは、この時代の悪風を一新すべく、朝風呂の効用を天下に奨揚する。かくして世界の人類がすべて朝風呂を愛用し、一日の計を湯気の裡に立て、健康の幸福を享受出来る平和な時代をつくらんものと、ここに日本朝風呂党を結成した。 アメリカ、ソ連、中国の各棟梁もしかめつらをやめ、天下の名湯に入りて歌の一つも歌えば意気投合、原爆水爆まったく不用、世界永遠の平和は期して待つべきものがある。 噫々われら党員一同、この目的達成のため更に朝風呂を愛し互いの友情を深めて一致団結することを誓い、立党を宣言する。 昭和五十三年二月吉日
by paragon-cafek
| 2009-12-14 07:49
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