これは Bass のチンさんこと鈴木良雄が音楽活動40周年を記念し、小曽根真、野力奏一、山本剛、秋吉敏子、ケイ赤城、アサオササキというトップ・ピアニストを迎えた最新作です。 鈴木良雄は1946年長野に生まれ、父はバイオリン奏者、母はピアノ教師という音楽一家に育ち、幼少の頃からピアノ、バイオリン、ギターを学ぶ。早稲田大学で「モダン・ジャズ研究会」ではピアノを担当、卒業後ピアニストとしてプロ・デビューを果たすが、渡辺貞夫(As)のアドバイスでベースに転向、以降渡辺貞夫のグループ、菊池雅章グループのベーシストとして活動。1973年渡米しニューヨークで活動開始、アート・ブレーキ—&ザ・ジャズ・メッセンジャーのレギュラー・ベーシストとしての活躍やソニー・ロリンズ、リー・コニッツ、チェット・ベーカーなどのジャズ・ジャイアンツとの数多く共演で世界的なベーシストとして名を上げ1985年帰国、日本のトップ・ベーシストとして活躍して来た。 チンさんのベースはチャーリー・ミンガスやジャコ・パストリアスのように自己主張のベースでなく、安定したビートを大切にし共演者を鼓舞し音楽をつくりあげるベーシストでアコースティックな音の質と響きを大切にしている。 6人の異なるピアニストを相手に実に見事で自在のベースワークで、派手ではないが豊で美しい音楽(ジャズ)を紡いでいる。 もう何回聴いた事だろう! 私の2009年のベストワンアルバムに挙げたい。
by paragon-cafek
| 2010-01-28 06:07
|
以前の記事
フォロー中のブログ
Link
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||