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藤原清登のアルバム / 2009.2.26

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前回キングの「低音」シリーズの事に触れたが、LP時代からキングの音には定評があった。
ブルーノートレコードは現在東芝EMIの発売であるが昔はキングが発売していた。
キングの盤は音が分厚く生々しかった記憶がありその後の「パドルホイール」の一連の録音も良かったように思う。そんなキングからチンさんこと鈴木良雄のベースが聴けるということで購入したのが「Bass & Bass / Vino Rosso(藤原清登&鈴木良雄)」が最初であった。その中の藤原清登の気品豊かな確かな音程で奏されるベースの音(特にボーイング)に魅せられ買ったのが「Concierto De Aranjuez」それから彼の愛器「ガリアーノ」でのベースソロアルバム「Gargantua」、ファンキー・ジャズの名曲アルバム「The "in" Crowd」です。
最近スピーディーなフィンガリング(ギターみたいな早弾き)を売りにしているベース奏者が多い中、クラシックで培われた確かな音程とベース本来の豊かで繊細な響きを大切にしているベース奏者藤原清登。実はそのベースの音をパラゴンで生々しく再生するのは難しい。それはパラゴン自体の音響特性が重低音が伸びない作りの古典スピーカーだからで、その大きな箱自体をならすほどの音量にしてようやく再生できるのですが、馬鹿でかい音量のコントラバスの音は気品さに欠けます。
3月31日いよいよ藤原清登の「ガリアーノ」の生音が聴けるんです!!
by paragon-cafek | 2009-02-26 23:37


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